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生身の女性はもはや必要ない?AIがラブドール業界にも進出

AIというワードがいろいろな業界で取り上げられます。このAI、今ではラブドールの方にも進出しています。ラブドールに話しかけると生身の女性のように反応します。このような研究が中国でどんどん進んでいるのです。今回はAIラブドールについて詳しく見ていきます。

男女のバランスが崩れている中国

なぜ中国でAIラブドールの開発が進んでいるか、それは人口比が関係しています。1980年代、中国では人口の爆発的な増加を抑制するため一人っ子政策を進めました。夫婦で産める子供は一人だけ、そうなると働き手になる、後継ぎになるということで男の子を欲しがります。このため、女の子が生まれてしまった場合、健康でも死産扱いにすることが横行されたといいます。

今では一人っ子政策は撤廃されました。しかししばらく男の子の出産が優先される状態が続きました。その結果、40歳未満の男女比がかなり男性の方に偏ってしまったのです。中国国内では、今後数十年間だいたい3400万人前後の男性が女性を見つけられずにあぶれてしまうと推計されています。

性のビジネスが拡大中

3400万人の男性が結婚できなくなれば、そのような人向けの性ビジネスが発展していきます。その中で注目されているのが、ラブドールです。生身の女性が相手してもらえなければ、その代わりになるものが必要というわけです。中国では安価でスピーディな量産体制を確立したメーカーも出てきています。その中には株式上場するところもあるほどです。

AIラブドールの開発が進む

このような結婚できない男性が増えている中国では、より生身の女性に近いラブドールの開発が進められています。その中で2018年ごろから注目されているのが、AI搭載のラブドールです。話しかけると会話ができる、しかも中国のあるメーカーはこれだけでなく、音楽を流したり、食洗器のスイッチも命令すれば入れたりもできるといいます。「機嫌が悪い時には答えませんよ」のようなジョークも行ってくるそうです。

このAIラブドール、ただ単にセックス産業に寄与するだけでなく、中国全体で活用できるのではないかとみられています。独身者の孤独を解消するだけでなく、高齢者のサポートなどにも生かしていけます。日本同様、中国でも高齢化社会が進んでいます。先ほど紹介した一人っ子政策の影響で、少子高齢化が進行しているためです。

女性不足を補える存在に

一人っ子政策で男性優先で産むことが奨励されたため、中国では現在女性不足が起きています。この問題もAIラブドールは解決できるかもしれないと考えられます。家事の手伝いをする、医療補助員、受付係として勤務できるようなドールも出てくるかもしれないとみられています。

現在販売されているAIラブドールは?

通販サイトを見てみると、実際にAIラブドールはいくつか販売されています。会話能力を有していますが、中国語や英語がメインで日本語は今のところまだ話せない商品が多いです。しかし日本語による対話も研究が進められているといいます。ですから近い将来ラブドールと日本語で普通に会話できる時代が来るかもしれません。関節のあらゆる箇所が自由に動かせるようになっていて、さまざまな体位にチャレンジできます。

気になる値段は

時代の最先端を行くラブドールということもあって、値段はかなり高めです。商品によっても異なりますが、だいたい70万円前後で売り出されているものが多いです。自分の財布と十分相談のうえ、購入の判断をしましょう。

まとめ

中国の結婚できない男性のために開発されているのが、AIラブドールです。日本でも今後生涯結婚しない男性はどんどん増加するとみられています。そのような男性の相手をするアイテムとして、ヒットする可能性は大いにあります。AIまでいかなくても日本でもリアルラブドールと言って、女性の質感に近い商品も出ているのでまずはこちらを購入してみるのはいかがですか?

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